2003年8月31日に迎えてから、2004年6月までの記録です。

 

 

 

2003年8月31日 暑い日でした。

なのにその日はうちの町内は昼から停電。

家で暑さに耐えられなくなり、ホームセンターへ行く。

そこで生後約3週間の白いインコ発見。

今回は売れ残りではなかった。

また連れて帰ってしまう。

体重28g

 

 

前のインコと同じ名前

しろりーと名づける。

よく食べる元気な子だ。 

9月にはいり、ブランコで遊ぶようになる。

初列風切羽が生えてこなくて心配していた。

どうやらしろりーは羽根を作る細胞にウイルスがいるらしい。

(サーコウイルス感染症?)

ネットでいろいろ調べたら、ワクチンも治療法もないらしい。

セキセイインコの場合、オトナになると治ってしまうケースもあるらしいが、

あまり長く生きることができないかもしれない。

悲しみにくれる私をよそにしろりーは元気に遊んでいた。

 

 

 

10月 しろりーの風切羽根は生えてこず生後二ヶ月経っても飛ぶことができない。

体を覆っている羽根もあまり生えてこず、羽根がよく抜けていた。

しかし元気と食欲はあるようで、よく食べよく遊んでいる。

写真は父の顔にとまり、髪をくわえるしろりー。

よく耐える父。

 

 

  

11月 脱毛がさらに進んできた。

写真ではあまりわからないが翼は雨覆いの羽根しかない。

翼の下には羽根が無く皮膚が丸見えで痛々しい状態。

尾羽はなくなってアヒルのようなしっぽになってしまった。

新しい尾羽が生えてくる気配はない。

しかし食欲も元気もある。

塩土遊びで顔が赤くなっているしろりー。

これからどうなっていくのか毎日不安であった。

 

1月 羽根の状態はさらにひどくなった。

背中もおなかと同じように脱毛がひどい。

このあと2月3月とさらにひどい状態がすすんで、とうとうおなかも背中も羽根がすべて抜けてしまった。

かわいそうでカメラが向けられなかったので、写真は残っていない。

竜骨突起(鳥のおなかの骨)や血管まで透けて見えていた。

羽根が生えるはずの毛穴が茶色になって、とても羽根が再生されそうにない状態だった。 

 

 

ボロボロで見た目は今にも死にそうなのに、食欲があり人間に遊びの催促をしていた。

羽根の無いおなかを触ってみたら、よく肉がついていた。

こんな寒い時期に羽根が無くて寒かろうと思い、暖房を入れたら暖房から逃げ出してしまった。

すごく痒そうにして、またたくさん羽根を抜こうとするので、思い切って寒い外に出してみた。

すると北風吹きすさむ中、掻くのをやめ、エサを食べだした。

さすがに1分くらいで中に入れた。

外の風に当てることが、一時的なかゆみ止めになるらしいことがわかった。

どうやらこの子は相当な暑がり屋さんのようである。 

 

 

4月 はげてしまったおなかや背中に弱々しい羽根が生えてきた。

再生の兆しあり。

しかしせっかく生えた羽を痒そうにして自分でむしってしまっている。

顔の毛も薄くなってきて、耳の穴も見えていた。

 

 

 

 

5月 上旬 おなか背中ともにしっかりした羽根が生えてきた。

しっぽも少しだけど生えてきている。

医者にも連れて行かず、薬も与えていないのによくここまで羽が生えてきたと思う。

しろりーの底力?

しかしウイルスは一生、しろりーの体からは抜けないそうです。 

 

 

 

父にだけこんなことをさせて、甘えるしろりー。

私にもさせてよ~ 

 

 

 

 

5月 下旬 翼の下にも羽が生えてきた。

おなかのハゲも目立たなくなってきた。

しろりーは以前にもまして活発になってきた。 

 

 

 

後姿も見てほしい。

ろうまくの色が茶色っぽいので、今度のしろりーは♀のようです。

しかし、風切羽根が生えてこないので、やはり飛べない。 

 

6月にはいって、ちりちりの風切羽根と尾羽が生えてきた。

しっかりと羽ばたけるような羽根ではないが、うれしそうに羽根を動かすようになった。

ようやくセキセイインコらしい姿に近づきつつある。

体重32g 

 

 

飛行練習を始めたしろりー。

羽根はちっちゃいけど、飛ぶ気持ち満々である。

10センチくらいなら上昇しているが、すぐに放物線を描いて落ちてしまう。

しかし空中姿勢は保てていて、きちんと足で着陸することができる。

がんばれ! しろりー